「真珠」といえば「丸い」ものを想像しがちですが、黒蝶真珠の場合、丸い真珠は『少数派』。全体の3〜4割程度しか採れないのです。
それに対して「サークル」と呼ばれる、筋の入った形の真珠がおよそ半分も産出されます。
これは黒蝶貝の内蔵や筋肉が活発に動くためだと言われています。日本の和珠・アコヤ真珠や南洋珠・白蝶真珠よりも変形やサークルが多い真珠なのです。
また、『えくぼ』と呼ばれるキズが多いのも黒蝶真珠の特徴です。無いに越したことはありませんが、これらのキズは貝の中での成育過程で出来たもの。あとからついた、いわゆるキズではありません。よく言われるようにキズは本物の証なのです。